出典:NEDIA通信No.03

■東北NEDIAスクラッチパッド

~東北NEDIAキックオフ・セミナー開催報告~

東北NEDIA 代表 川添 良幸

   12 月 11 日午後 1 時半から、新しくオープンしたばかりの東北大学北門会館の会議室エスパスで東北 NEDIA キックオフ・ セミナーを開催しました。国内企業、大学、官公庁から 100 名 以上の参加があり、立ち見の出る状況で大変に盛況でした。
実は参加人数の見積もりを間違い、開催の一週間前には会場の満杯が危惧される状況になり、相当数の応募者の参加をお断りせざるを得ず、大変失礼しました。
まず、東北 NEDIA 代表の川添良幸氏の「前回の JASVAの様に東北地区に会員がないとい う様な状況だけは作りたくない」という思いのこもった挨拶に始まり、以下の 4 件の講演をいた だきました。

  

1.「汚染やダメージをいっさい与えない超高生産性製造装置 による半導体デバイス製造」と題した東北大学未来科学技術共同センター・シニアリサーチフェロー・大見忠弘氏の講演は、日本半導体の再生を予感させる高度な内容のものでした。

   

2.㈱デンソー岩手 取締役社長 窪小谷良一氏による「デン ソーの技術開発とカーエレクト ロニクス」と題したご講演は、 東北地区に蓄積しつつある自動車産業を支える企業からの明確なメッセージであり、今後の NEDIAの発展に繋がる意義深いものでした。
3.宮城県経済商工観光部次長の宮原光穂氏からは。「宮城のご紹介」と題して宮城県の工業に関する現状を一般的に紹介いただきました。特に、既に宮城高度電子機械産業振興協会の活動 が活発化しているとのご紹介は、NEDIA にとって最大の情報でした。
4。「電子デバイスの構造変化と 東北エリアの役割」というテーマでの㈱産業タイムズ社代表 取締役社長 泉谷渉氏(NEDIA 副会長)の講演は、定量的資料に基づく分かり易いもので、 NEDIAが業界団体ではない戦略組織であり、未曾有の大災害に見舞われた東北地方の再開発への寄与も可能であるとの内容を含む活力に満ちたものでした。

 最後は、東北 NEDIA 副代表 の千葉芳弘氏による閉会挨拶で、 講演を締めくくりました。

終了後、これも新築したばかりの東北大学北門会館内のレストラン萩宴会場で懇親会を開催しましたが、80 名以上の参加があり、宮城県出身の中野正志参議院議員の心強いご支援のメッセージをいただき、今後の東北地区での NEDIA の活動に関して 宮城県庁、企業、大学関係者の間で積極的な議論がなされました。

 川添 NEDIA 東北代表のギターと堀事務局員のビアノによる堀さんオリジナル曲とクリスマスソングの合奏があり、癒やし系の曲で会場の雰囲気は和やかなものに終始しました

事前の練習風景

事前の練習風景

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本番での演奏