電子デバイス産業の川上から川下に亘る横断的戦略組織

デバイス部会 活動方針

出展:NEDIAマガジンNo.05(2015.06.30)

デバイス部会 活動方針

デバイス部会長

ソニーセミコンダクター(株)

代表取締役 執行役員 社長

上田 康弘

 

 2013年9月30日のNEDIA設立から1年半が経過し、合流団体名を冠した部会を内容が分かりやすい部会名変更されたのを機会に、NEDIAの中核の電子デバイス分野をカバーする部会としてデバイス部会が2015年度から新たに設けられ、デバイス部会長に就任しました。副部会長は中村孝理事であり、協力して運営して行きますので、よろしくお願い致します。

 

 電子デバイス分野では、総合半導体はもとより、ファブレス、ファウンドリ、一般電子部品、有機EL、MEMS、電池、ディスプレイ、モジュール・回路基板、設計支援、組み込みソフトなどの機器または応用分野における部品・コンポーネントに当るものはほとんど含まれる幅広い重要な分野です。

 電子デバイス分野の中でも連携が必要な部分も多々ありますが、出口となる自動車、医療、健康、ロボット等の応用分野及び材料・加工、製造装置の上流との緊密な連携が非常に重要です。

 NEDIAは電子デバイス分野を中核として上流から下流まで含んだ幅広い会員企業を有しており、電子デバイス分野を中心として横断的に問題を解決して行くことが可能と思われます。 新しい部会ですので、これから運営を考えて行く必要がありますが、まずNEDIAの特徴を活かしたテーマ・課題を定め、デバイス部会を中心として、他の部会及び各委員会と連携して研究会方式で考えてみたいと思っています。

 

NEDIAorg2device

 

 テーマ・課題につきましては、第2回通常社員総会(2015年5月25日)の議案書にはテーマ例としてセンサーとソフトウェアの組み合わせで、性能が1桁上がる方策の研究会が上がっていましたが、それにこだわることなくデバイス部会で早急に検討して行きたいと考えております。 もちろん各部会、各委員会及び会員の皆さま方からからも提案いただきたく思っています。

 委員会との関係では、ロードマップ委員会、新事業創生委員会との関連が強いと考えられます。 ロードマップ委員会で策定されるロードマップでは、イノベーションにつながる”きづき”及び”ヒント”を提示されると聞いていますので、その点の深堀を行い、ビジネスモデルの検討等も行える可能性がありそうです。 新事業創生委員会の考えている多品種少量生産のファウンドリ事業、生産工場の整備事業なども関連がありそうです、 電子デバイス・応用システム設計環境委員会が検討している事業についても電子デバイスの範疇であり、関連が出て来ると思われます。 各委員会の進めている事業の情報を適宜いただきながら対応を考えて行きたく思います。

 

 NEDIA設立からの各部会は、合流時の団体を継承しているので、部会のメンバーが明確になっていると思いますが、デバイス部会は新設の部会であり、現在のところ明示的な部会メンバーはほとんどいない状況です。デバイス部会でいろいろ施策をを考え実行して行くためには、強力な部会メンバーが必要です。

 電子デバイス分野の範疇にいる会員の方は、是非ともデバイス部会に参画していただき、電子デバイス産業の興隆のために一緒にやって行こうではありませんか。

  よろしくお願いします。


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